広告の入り口と出口

広告には入り口と出口があるのをご存じでしょうか。

新聞や雑誌の広告を見るとき、あなたはどんなタイミングで見ていますか。

自分にとって興味や関心があった時に、ふと目をとめて広告を見る事がありませんか。それは、広告のヘッドラインに惹かれて見てしまったとか、写真に見とれてみてしまったとか、何か要因があります。

それが入り口にあたります。そこから入って、次に興味のある文章を読みます。読み進めるうちにもっと読みたくなってさらに読み続けます。

するとますます、そのことに関する欲求が募ってその商品やサービスが欲しくなってきます。そして最終的にはその商品を購入したり、サービスに申し込んだりします。

この、最終的な商品の購入やサービスの申し込みが出口になります。広告を見た読者の方が入り口から出口に向かうように、スムーズに紙面構成されていればその広告は、とても優れたものだといえます。

それとは別に奇をてらった広告で、どこから見たらいいかわからないような広告がたまにありますが、それは作る側の主張が強すぎて広告の目的を達成出来ないかもしれません。

以上、紹介した入り口と出口は通常広告を作る側にとっては、意識的にせよ無意識的にせよ必要な要素だと私は思います。

クライアント様から予算をいただいて広告を作る以上、結果を出さなければいけませんから、とても重要な要素ですね。

今、お伝えした事はマーケティング用語としてよく知られている、AIDAの法則を例にとってみるととても分かりやすいです。

AはAttentionで注意を惹く、IはInterestで興味を持たせる、DはDesireで欲求を掻き立て、AはActionで行動させるという意味です。

それぞれの頭文字をとってAIDAの法則と呼ばれています。この法則は消費者が商品に出会って購買に至るまでの、消費者心理を表しています。

広告のそれぞれのパーツで説明すると、Aはヘッドラインやメインのビジュアル(写真や画像)でIはヘッドラインに続くリードコピーと言われる文章で、Dはボディコピーと言われる文章で、最後のAは購買や申し込みを求める、申し込み方法(電話番号やFAX、はがきetc)になります。

今まで述べたことは、広告の中でも直接消費者に行動してもらうための広告、いわゆるダイレクトレスポンス広告に関しての話です。

ブランドをイメージさせる、いわゆるブランド広告やイメージ広告と言われるものではありません。分かりやすく言えば、通販広告のようなものだと思っていただければ間違いありません。

通販広告は広告を見た読者の方に直接反応してもらい、行動してもらわなければいけないので、とてもシビアで結果重視の広告です。

それゆえに、商品やサービス、市場、消費者のことが良く分かっていないと、反応の取れる広告は作れません。

私も広告のコピーを書きますが、作る前にはなんとなく書くのではなく、商品の特徴やメリット、市場の動向やライバルに関して、そして何より見込み客の事をリサーチしてから書くようにしています。

広告ではメッセージが重要ですが、どういうかより、何を伝えたらいいのかがとても重要になってきます。そのためには商品主体ではなく、お客さんの事をもっと掘り下げて知る必要があります。

そのための方法論はまた別の機会に述べたいと思います。

今回は、広告には入り口と出口があるという事を覚えていただきたいと思います。

あなたもこれから意識して新聞や雑誌、その他のメディアの広告を見るとき、入り口と出口を意識して見るようにすると、広告を作った作者の意図が分かるようになってきます。

そうすれば、もっと深く広告からいろんな事が読み取れるようになります。

yamagiwa